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AMSTERDAM(アムステルダム)へ

ドイツは秋らしくなってきました。
日本も朝、夕は涼しくなってきた感じですね?

先日、アムステルダムに行ってきました。
1度行ってみたいと思っていましたが、それが、実現しました!
DUSSELDORFから、ICEに乗って数時間、あっという間に到着です。

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アムステルダムは運河や川の多い町で、オランダの国名は、
"低い土地"という意味らしく、この低い土地に悩まされながら、
それでも人々は諦めず、水と戦いました。
最後はその水を味方に付け、大きな港やヨーロッパ各国に広がる
ネットワークを広げている河川輸送に繋げました。
そして今は、その自然と上手く調和しながら暮らしています。


まずは、運河巡りの船に乗りました。最初に中央駅裏から、
オランダ海洋博物館、アムステルダム号が見えてきます。
そして、東港へ。17世紀に活躍した港で、東インド会社の
ドッグなどがあったところです。

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運河からの眺めは、可愛い建物が連なって
絵葉書みたいです。

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マヘレの跳ね橋は、ゴッホの絵に出てきそうな感じ。。。
名前の由来はこの橋をつくった、マヘレ姉妹の名前から
取った説などがあるみたいです。今は、電動になって
いますが、数年前まで手動で開閉したいたみたいで、
情緒ありますね....

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ここはゴールデンカーブと呼ばれ、まさにカーブになっています。
この辺りは17世紀、豪商たちの邸宅の地区で、
それぞれ玄関が違った趣です。今は銀行、領事館などに
なってるみたいで、外部の細工や玄関のエントランスが
それぞれにこっていて、本当に美しい!!

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この辺りは、レンガ造りの橋が7つ連続で見られる所です。
船が通過するとき、頭に当たりそうになって
それも、スリルありました。。

あと、水上生活は違法みたいなんですが、沢山の生活者がいて、
電気、水道、ガスも引いてると言ってました。
かわいい平屋の住処に見えて、お花もかわいく飾ってあって、
住み心地良さそうな、感じでした。

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川の水が動くたびに、川面に景色が映り、
本当に1つ1つの景色が絵葉書のようでした。
やはり、ヨーロッパはどこを撮影にしても絵に
なる。。くやしいな。。。

日本もリバーサイドをもっとおしゃれに
できないのか?とよく思います。あと、公共の公園とかね。
日本の政治家はなんか、違うところにお金かけ過ぎてる
感じがしますよね?結局、自分たちの営利に走ってますよね(涙)

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運河巡りが終わり、HOTELに入り休憩。
ランチは近くのおしゃれなcafeへ。
さて、ランチ終わりで、町を歩きながら
ダム広場の方向へ向かい、雑貨屋さん、お土産屋さん
服屋さんなどを見ながら歩きました。
オランダは自転車が本当に多くて、自転車道路もちゃんと
確保されていますが、慣れない私は渡るのに必死!
しかも、すごいスピードで走って来るので
車みたいな怖さです。(ひえ~)

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ダム広場はアムステルダム川をダムでせき止め、発展した
町の中心地で、王宮のある裏側に昔の郵便局があり、
これが王宮よりきれい(笑)いま、”マグナ・プラザ”という
shoppingセンターになっていて、中に入ると
本当に装飾やシャンデリアなどがきれいです。
でも、shoppingセンターに使用するなら、
もっとおしゃれなブランド入れたら??って
思いますが、まあ、中に入るだけでも満足できます。

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さて、足も疲れつつありますが、少しがんばって歩いて、
アンネ・フランクの家”に到着。
待つ人が多いですが、その間、Free Wi-Fiでインターネットが
できます!待ってる間が苦痛でなかったです!

アンネ・フランクの家は、戦争中、フランクフルトから逃げてきた
アンネの一家と他数人で、隠れ家として生活していた場所です。
一家が住んでいた裏家に通じる、回転式の本棚などが
実際に残っていたり、自筆の日記、BED ROOM、台所、
アンネが日記を書いていた部屋などがあり、人に見つからないために
日中もカーテンを開けない生活を強いられていて、胸が痛みました。
アンネが「空、太陽を見たい!!」とうったえているのですが、
その部屋に入って、物音も立てずにずっと居ることは
ある種の拷問だな...と思いました。後には、ゲシュタポに発見され、
アウシュビッツの強制収容所に連れて行かれ、そこで亡くなってしまいます。
彼女の残した日記を生き伸びた父親が発見して、
戦争の悲惨さを伝えたいと、本にして、出版されました。
展示されている自筆の日記を読むと、本当に胸が痛みましたし、
日本も含めて、本当に、戦争は人間にいやな思いしか
残さないとつくづく思いました。


夜は、オランダ料理はまずい!と聞いていたので、
大人気のメキシコ料理のお店へ。ここは本当に
おいしかった!オランダはみんなが英語を喋るので、
注文も気楽ですし、なんか、ドイツ人よりは陽気かな?
ウエイトレスのお姉さんも愛想いいので、うれしい♡

そして、夜の帰り道は非常に危険だと言われている
”飾り窓”(RED LIGHT DISTRICT)周辺を歩きました。
ここは外国のMUSIC CLIPによく出て来るし、
1度見てみたかったので、おそるおそる行きましたが、
観光客が多く、なんか?観光SPOTみたいで....拍子ぬけでした。

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皆さん結構平気で、その路地を入って歩いてるので、
思ったより、陰湿な感じでなく、良かった....
私もお姉さまのきれいなバストを通りがかりで、
見てしまいました(苦笑)男性はテンション上がるところ
なんでしょうね??女性にはそんなところ
ありませんからね。。

そして、COFFEE SHOPという、マリファナ、軽いDRUGを
売っているお店があり、知らない人は、本当にCOFFEEを
飲みたくて入って行ってるかもしれないですよね。
その周辺はめちゃあやしい雰囲気が漂っていました。
なんか、アムステルダムは全く違う顔を持ってますよね。

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その日は歩き疲れ、HOTELで10時に就寝、
窓から見る夜景は本当に最高でした。
世界にはいろんな、素敵な夜景がありますが、
ここの魅力は遠くに見える夜景ではなく、窓の
目の前にすぐ夜景が広がるところでしょうね。

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翌日は、朝から”国立ゴッホ美術館”へ。
ここはスペースもちょうど良く、
座る場所が沢山あるのでゆっくりと
時間をかけて見られ、足のつかれない(笑)
いい美術館でした。

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この美術館は、ゴッホの作品のみならず、彼に影響をあたえた、
ゴーギャン、ロートレックの作品なども見られ、油絵だけでなく、
スケッチ、版画なども、あり、、ゴッホがたどった
芸術の歴史がよくわかります。
その中でも特に日本人として驚いたのは、
彼が日本の浮世絵にものすごい影響を受けていたこと。
彼が浮世絵をまねして作成した作品もあり、
もし、今生きていたら、どこに惹かれたのかを
たずねてみたい気持ちになりました。

ここの作品は、彼の時代を追って絵が展示されているので
作品の特徴の移り変わりが非常に分かりやすいとともに、
そのときの彼の精神状態も理解できる感じがしました。

両親との仲が上手くいっていない、若い時期の
絵は暗い色使いが多く、絵の中に悲しみ、苦しみがある。。
オランダ時代は浮世絵の影響を受けている感じがあるし、
パリに移ってからは全く違う印象で、明るく、自信に
あふれている、生き生きした色使いに変わっていきます。

いろんな作品を見て、私が得に好きになった絵は”ひまわり”でも、
”アルルの跳ね橋”でもなく、”寝室”です!
色使いがビビットで、自分の部屋に飾ったらそれだけで
部屋が明るく、おしゃれになるだろうな?と絵の前で
想像してうれしくなりました。

あと、ここに来て、私は彼の内面も少し理解できたような気がする。
あくまで、想像だけど、彼はたぶん、繊細で人間が大好きで、
でもたぶん、理解されないことが多くて孤独だったんだろうな.....と。
そして、誰よりも愛が多いゆえに、その愛を受け止めて
くれる人をやっと見つけたと思っては、また、裏切られたり...
繊細な心のひだが感じられるような気がして、彼のことを
作品も含めて好きになって、美術館をあとにしました。

気がつけば、夕暮れ...
DUSSELDORFにかえる時間が迫っていました...


RICO
by ricoyuzen | 2012-10-02 04:14

世界で歌うJazz Singer,Rico Yuzen


by ricoyuzen